トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS

山行リスト/2022/10/8/前穂北尾根

Last-modified: 2022-10-28 (金) 21:40:22 (769d)
Top / 山行リスト / 2022 / 10 / 8 / 前穂北尾根
山行日2022年10月8-9日
山域北アルプス
ルート前穂北尾根
メンバー師田、小林

記録

10/08 上高地10:50-15:00奥又白池

10/09 奥又白池6:00-8:25 5/6のコル8:30-9:25涸沢ヒュッテ10:10-11:25北尾根最低鞍部-12:30松高尾根分岐-13:30徳沢13:35-15:00上高地

8日、曇り空の中、梓川右岸の林道から奥又出合へ.パノラマ新道の道を辿り、松高尾根分岐部に.驚いたことに、取り付き部分の草が刈られ、しっかり歩きやすく整備されている.松高木登り尾根はいつも通り、ひたすら攀じ登る.2300mから上はガスの中.前穂東壁・4峰正面壁展望台からも当然何も見えず、それでも予想より早く奥又白池に出た.テント3張りありちょっと意外.北尾根は全装備担いで上がるので、装備切り詰めてきた分、夜は寒くて眠れなかった.

9日、朝焼けは写真の通り.どす黒いいかにもこれから崩れる気満々の色.前穂の方は陽が昇ると雲一つ無かったが、すぐに巻層雲で高曇りとなる.奥又本谷への分岐部にもマークがつけられ迷いようがない.それでも、本谷に抜ける泥ルンゼの入り口を一旦見過ごす.ルンゼをぬけ、5峰支尾根に突き上げるガレと支尾根を行き来しつつ、スムーズに5/6のコルへのトラバース部に到着.念のためザイル出したが、10年前何も無かったところに2年後にボルトが1本打たれ、今回はなんとその前後に1本ずつ、計3本になっていた.ここまでの時間経過および浮石がうっすら凍って付着していたこと、涸沢側斜面に雪が斑状に付着していること、高層雲に覆われてきたこと、稜線の風が予想通り結構冷たく他のpartyも全く登っていないことなど総合的に判断して北尾根は中止とし、涸沢に降りる.涸沢から最低鞍部までは実は初めて歩く.学生時代、上高地から日帰りで屏風登る時は屏風の頭から最低鞍部に出てパノラマ新道を下ったが、初めての涸沢側は地図で思っていた以上に悪い道だった.奥又出合に出る頃もまだ前穂山頂が見えたので、今日はこのまま持つのか、と思ったが徳沢到着に合わせたように雨となり、あっという間に前穂もガスに隠れる.ガスに隠れてから雨、と思っていただけに意外な感じと、無理せずに良かったという気持ちになる.後はひたすら寒い雨の中を上高地へ.