#author("2019-01-08T22:59:36+09:00","default:tac","tac")
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|山行日|2019年1月4-5日|
|山域|甲斐駒ケ岳|
|ルート|黄蓮谷左俣|
|メンバー|梅原・師田|
#author("2019-01-10T08:35:16+09:00","default:tac","tac")
*記録
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道の駅にらさきで合流.甲斐駒ケ岳神社(竹宇)に向かう.尾白川渓谷キャンプ場の駐車場に車を停め準備.雪は少なく”刃渡り”手前までほぼ夏道.刃渡り手前でチェーンアイゼン装着.6合目先で6合ルンゼ下降路の目安になる石碑を確認.踏み跡をしばらく辿り赤旗がついているのを確認後、7丈小屋に向かう.
9:35尾白渓谷駐車場-12:00 刃渡り手前12:15-13:15五合目13:25-14:05七丈小屋
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4時起床.弁当の朝ごはんを食べ出発準備.外は雪が舞う予想外の天気.ヘッドランプをつけて5時過ぎに出発.六合ルンゼ下降地点はちょっと迷ったが前日の偵察のおかげで無事に踏み跡に入る.しかし、途中から分からなくなりかけるが再度トレースを見つけそれを辿って下降.昨日聞いた七丈小屋管理人の花谷ガイドからの情報に従い1850m地点まで下ってから六合ルンゼ横断地点を探し右岸から左岸にトラバース.支尾根を越えて坊主の滝上流の黄蓮谷本谷に降りる.雪も止み、曇り空となる.15mの滝は左岸に巻道の踏み跡があったが、ここでザイルを出して直登.すぐ上が二股になっており、左俣に入る.小滝を越えるとその上がチョックストーン谷.ダブルザイルとして登攀.この時点で他に2partyが続いている状態.最終的には僕らのparty含めてこの日は5partyが左俣に取り付いていた.50m滑滝は下部を左岸から高巻き、上部のみ登攀.その上がまた二股になり本流は20m滝となっているがここは支流から小尾根を乗り越え、そのまま大滝基部にトラバースする.大滝は最左翼のルートをとり、25mで一旦切る.2ピッチ目の出だしから5mが一番難しく、手がすっかりパンプ.最後の30m滝基部までの歩きですっかりバテる.この滝はリードで取り付いたが、途中でアックスが氷から抜けなくなり10分近く時間と腕力浪費.レスト取って登攀再開するがその上で今度はアックスが抜けて転落.梅原さんにリード交代してもらって最後の滝を抜ける.ここで、本日初めての休憩.ガチャ類・ザイルをザックに詰め込み行動食と水分を取る.最後の滝で時間をとってしまい、ガイドpartyに先頭を抜かれたが、おかげでそのトレースを使って稜線目指す.僕はバテバテ.ガイドpartyが左の沢上部で左にさらにトラハースして支尾根に上がろうとしているので、そのまま正面の支尾根を詰める.ラッセルが部分的に膝から腰にかけてまであり時間がかかる.最後はハイマツ帯を斜上して八合目鳥居のすぐ上で稜線に出た.風が強く、写真だけ撮ってすぐに下降.七丈小屋まで30分.直ちに装備をまとめ、花谷ガイドに挨拶して下山に移る.六合目先からはヘッドランプ下山.山全体が唸るような風の中、黒戸尾根をひたすら下山.ボロボロになって駐車場に辿り着いた.
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個人的には体力・技術の限界というか劣化を痛感、本格的なアルパインからはそろそろ足を洗う時期になったかと自覚した次第.おととい夜はゾンビ、昨日はまだほぼ廃人様でロクな仕事できず、今日は半人前.明日からやっと復活できそう.....
七丈小屋5:05-7:05黄蓮谷本谷-7:25最初の15m滝登攀開始-10:00大滝-13:55最後の滝終了点14:15-15:46稜線-16:15七丈小屋16:55-18:35尾白渓谷駐車場