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山行リスト/2022/9/4/巻機山米子沢 の変更点

Top / 山行リスト / 2022 / 9 / 4 / 巻機山米子沢

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|山行日|2022年9月4日|
|山域|巻機山|
|ルート|米子沢|
|メンバー|戸叶、水流、土肥|



*記録
ルート:桜坂駐車場~米子沢~避難小屋~巻機山~避難小屋~井戸尾根~桜坂駐車場
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巻機山への登山道を暫く行き、米子沢との道標が立っているところを左に入り入渓。といっても水はなく、暫く涸れたゴーロを歩く。水が現れ幾つかの滝を超え、ナメ沢との分岐で大滝の高巻きに入る。燕岩の前には17mのスダレ状の滝。開放的でスケールが大きく辺りの山々の景色と相まって素晴らしかった。その後もたくさんの滝を登ったり巻いたり。
 
 釜をもつ滝で、ガレた右側から水線の方に左足を置いて登ろうとしたその時、「ゴト」と音がして右足に50cm大の岩とその上に更に30cm大の岩が落ちてきて、完全に挟まってしまった。左に行こうとしていたので、右足は内側に倒れた格好で固定され、岩をどけようにも上体を右足の方にもっていけない。できたところで、私の力ではどうすることも出来なかっただろうが。助けを請い、水流さんに先ず30cm大の岩を落としてもらった。次に50cmの岩を落とせるか試してもらった。「イタイイタイ!」落すには私の右足を支点として回転させることになり、岩の重量がまともに足に乗っかり無理だ。どうしましょ。考えろ。すると水流さんが岩を持ち上げて隙間を作ってくれ、足を抜く事が出来た。なんたる怪力!!落ちた岩には触っておらず、落ちてくる事は想定出来なかった。なんでこんなタイミングで!と嘆くが、落ちた岩は岩壁に当たり、隙間に挟まれた格好で足が抜けなかっただけで、これがまともに足に落ちて乗っかったなら、ただでは済まなかった。また怪力の持ち主と遡行していたことも幸運であった(水流さん有難うございました!)。結果的に全く怪我はなかったが、事故はこんな風に突然起こるのだろうなと思った。

 遡行を続けた。ハイライトの大ナメ帯は素晴らしかった。ナメは美しく癒やされ、滝はたくさんあって楽しめ、明るくて景色よく、とても良い沢だ。

 通行止めの二俣を超えると源流の雰囲気だが傾斜はキツくなく、長閑な感じ。疲れたけれど。脱渓地点にはピンクテープがあるとのことだったが、沢沿いではなく、広場の奥の詰める入口にあるので、見落とし注意だ。装備を解いておやつを食べ、避難小屋へ向かう。キツイかなと覚悟していたのに、坂をちょっと登って開けたと思ったら避難小屋が。「近っ」50m程で到着。中と外にトイレがあった。

 同行しないつもりだったのに、避難小屋のあまりの近さに拍子抜けし、巻機山頂上まで往復。登山道で下山した。泥濘んだ箇所多く、長くて疲れた。

 以前戸叶さんから米子沢のことを聞き、行こうと話していたが、天候不良や遠くへ行ってしまわれ実現せず、数年越しに行く事ができた。噂に違わぬ美渓で大変楽しめた。