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|山行日|2021年1月14日|
|山域|湯河原幕岩|
|ルート|スパイダーマン(5.12a)・バットマン(5.12b)|
|メンバー|三ツ堀・梅原|
*記録
昨年末から寒さが厳しい日は二子通いの合間に伊豆方面に通うことが増えてきた。
湯河原幕岩は記憶も記録は定かでないけどおよそ5年ぶりくらいだろうか?
城ケ崎より近いし、今シーズンの花崗岩(垂壁・カンテ)対策として通う気になっていた。とはいえ、湯河原はあまり馴染みがない岩場なので、気になっていた「スパイダーマン」を三堀さんのセレクトもあり、「触る」ことにする。
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・1日目(1222):とりあえず触る。3便出してからようやく3便目でやる気になった。
ミウラでトライするがとにかく足先が痛い。体感12bくらいに感じる。
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・2日目(0102):年始一発目の岩。やはり暖かい。
シューズは花崗岩と同じブースティックに変えたら問題クリア。
ブランクパートがあったものの得意系なので、できる気がしたが、結局7本目で手詰まり落ちる。
翌日の二子もあるので2本で潔く断念。他2パーティがトライ。
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・3日目(0109):朝一でヌン掛けしてRPトライ。この日は休日ということもあり他に4人がトライ。
三堀さんがなんとついに(先に)R.Pしてしまう。結局3トライしたがRPできずに終わった。
パンプせず、かなり余力あるのに今まで何でもなかったところで手順を間違えたりしてムーブ
と集中力が崩壊した。悔しさと情けなさが入り混じるもこのルートを登りたいモチベーションは落ちなかった。
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・4日目(0114):正面壁のアップルートはガイドグループで混んでいるのでアップなしでヌン掛け。
この日は気温がかなり上昇するのがわかっていたので壁に陽が当たる午前中にトライする必要があった。
ヌン掛けでいつもより入念にムーブと手順を確認してバラシ終える。
11:30トライ開始。リズムを止めず流れるように登る(ことを意識した)。
3日目同様かなり余力があり、下部・中間・上部と3か所あるの核心を超える。
最後のガバ取りまで決して油断はできないがレストも十分できるし落ちる気がしない。
マントルを気持ちよく返して終了点へ上がる。
吠えるような喜びよりもルート、ビレイヤーに対する感謝の気持ちが込み上げた。
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CENTER:&ref(1.jpg,center,nolink,50%); &ref(2.jpg,center,nolink,50%);
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湯河原正面壁の看板ルートですが、「カンテ・水壁:5.12ライン」の中でもピカイチの素晴らしいルートだった。
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【ルート所感】
・目視して一目で分かるそのロック・フォルム
・ムーブ読解力及びムーブ再現力
・カンテ絡みの体感力
・繊細なホールドスタンス
・メンタル=集中力
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下部・中間・上部まで核心が続く気の抜けないルートで、初登は(いつも世話になっております)大岩純一氏が
マスタースタイルによるRP(1984/6/1)と記録されていた。
マスタースタイルでのRPで「5.12a」なので厳密には自分は登れていないことになるのかな。
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2日目のトライ前に個・杉野保さんが登る「スパイダーマン」のYou tube動画を見てその華麗な登りに刺激された。
自分の理想とするスタイルの一つだったから。
見るものを惹きつける登りで自分を表現したいと思ってる。今回のRPトライ通じて少しその領域に踏み込んだ気がした。
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CENTER:&ref(1.jpg,center,nolink,30%); &ref(2.jpg,center,nolink,30%);
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