#author("2017-10-03T01:10:02+09:00","default:tac","tac")
#author("2017-10-03T01:10:15+09:00","default:tac","tac")
|CENTER:150|CENTER:350|c
|山行日|2017年7月16日|
|山域|北アルプス|
|ルート|前穂北尾根4峰正面壁 松高ルート|
|メンバー|梅原 師田|
*記録
8/04
天気はイマイチの予想だったが、陽がささない分ばてずに済んだ.しかし、荷が重く”木登り”松高尾根はしんどい.松高ルンゼ途中で楽しみにしていた休憩点(天狗の踊り場、又の名を前穂東壁展望台)がわからないまま、夏草の茂るルンゼに入り予定時間オーバーで又白池にヨレヨレで到着.テントなく、使い放題.キジ山もまだ綺麗.水場で喉を潤し、水分補給.設営後、4峰へ向かう.奥又尾根上のトラバーステンより、できるだけ水平にガレを横断.奥又本谷の雪渓は初めて使う夏用アイゼンで楽勝.C沢の雪渓も問題なく進み、4峰基部の草付きに上がる.松高尾根の取り付きより一つ手前の凹角に入り、右手カンテに上がったところでアンザイレン.この際、ちょっとしたincidentがあり30分ほど無駄使い.登攀後、さらに一つカンテを右に回り込み、通常の松高ルート1pitch目に合流.2pitch目は直上後右上する凹角というか大きめのクラックというか、いずれにしてもどう見ても4級.ブッシュでビレー.3pitch目、残置のほとんどないいやらしい斜面直上後右上して松高ハング下.4pitch目、松高ハング乗り越え、結構きわどい凹角あがり松高テラス.ここで(取り付けでたべれなかった)休憩.5pitch目、松高テラス上野垂壁から右に回り込み、中央にクラックの入った垂壁.6pitch目、垂壁左斜上後、草付き混じりの凹角あがり終了点.
時間が遅いため北尾根-前穂-A沢下降は諦め、5-6のコルへ向かう.4-5のコルから雪渓も降りれそうだったが、薄暮になり初めてのルートになるので断念(通れれば1時間は時間節約になる、筈).5-6のコルから5峰支尾根へのトラバース踏み跡が崩れており、ザイル1pitch, 念のため使用.途中で、奥又本谷雪渓横断後に上がる斜上ルンゼの位置を確認.後は時間との追いかけっこで下るが、奥又本谷の手前でヘッドランプon. 奥又本谷横断後、又白池方面に向かう急な斜上ルンゼを木登りであがり、後はボロボロ(足元がそもそも夏草で見えない)で又白池に到着.
5:30上高地-8:00松高尾根取り付き-9:50又白池11:00-13:30松高ルート-17:00終了点17:30-18:15 5-6のコル-20:10又白池
&br;
&br;
8/05
本日の予定であった前穂東壁北壁-Aフェースは、昨日の消耗強く昨晩の段階で中止.ゆっくり起床後、各駅停車で下山.徳沢園でカレー&ソフト.
7:12又白池-12:10上高地BT
&br;
松高ルートは北条新村ほど登られていないので、若干緑が濃いですが、やはりクラシックのいいルートと思います.松高テラスからの眺望、ぜひ楽しんでください.
今回は、松高ハング、松高テラスからの垂壁、ともにフリーでいきましたが、なかなか楽しめます.
個人的には前穂東壁展望台への道が無くなった?のか、下山時にもわからなかったのがショックでした.
&br;
リード:1,3,4,5pitch 梅原 2,6pitch 師田
&br;