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|山行日|2014年12月14日|
|山域|八ヶ岳|
|ルート|峰の松目南西沢|
|メンバー|丸山・澤井|
*記録
峰の松目南西沢へ行くのは5年ぶりくらいかもしれない。前夜発で小淵沢道の駅で仮眠し早朝に美濃戸へ向かう。日曜日なので駐車場はほぼ満車だ。この週末は天気が大雪の予報だったが美濃戸ではそれほど降った様子はない。6:30出発。
久しぶりに山へ来たので北沢を歩いているだけでも新鮮な気持ちになれる。日の出前のモノクロな森の風景、雪山の静かさ・・全く初心に返ったようだ。北沢を30分ほど歩いて峰の松目南西沢の出合正面からダイレクトに北沢を渡りアプローチする。水量が多い時はもう少し先に行って桟橋から戻る方向へへつるほうが良い。最近は峰の松目沢は人気が出てきたらしく記録も多いがほとんどが南西沢ではなく、ただの峰の松目沢の方である。
今回、僕らが行ったのは南西沢の方で、沢を詰めたあとは稜線を歩き赤岩の頭経由で赤岳鉱泉へ下る。初めて来た時は最後のガレ場登りが長く感じて二度と来るかと思ったが今回で5回目なので結構気に入っているルートである。
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南西沢へ入ると倒木が根こそぎ倒れていて行く手を阻む。かなり荒れている。沢を間違えたかと思うほど景色が違うがなんとかF1まで辿り着き登る準備をする。高さは3mほどで高くないが落口が狭くマントル返し的な登りで越えていく。ビレイ点についたら近くの灌木に残置スリングとカラビナあり。なんか見たことあるなと手にとって見ると自分の物だった。5年前に忘れていった支点がまだ残っていたのには驚いた! まだ丈夫そうなので木に結んで残置した。
F1を過ぎると雪の量がさらに多くなり倒木と氷が繋がっていない滝F2・F3なので右側から巻いた。すでに膝くらいのラッセルだが雪が軽いので歩きやすい。天気は回復することなく真っ白な景色の中、深いゴルジュを歩いて行く。
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F5は5m位で氷は若干乾いた感じで調度良い。去年と今年はジムにも山にも行けず全く戦闘能力不明だったが案外リードできてしまったのには自分でも驚いた。やっぱり登るモードになるとよく登っていた当時の感触が蘇ってくるものだ!またしばらく歩きF6、F7と登り、ロープをザックに入れナメ滝を登るのみ。裏同心みたいにフリーでナメを登ルのが楽しい。結構高度を稼ぎ相変わらず天気は良くならず雪がちらつく程度。
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最後のガレ場が見えてくると、通常日当たりがよく雪が溶けているガレ場も一面雪で前日とかに大雪だった様子。周りの木も樹氷になり樹林帯なのにエビのしっぽだらけ、八ヶ岳では見たことがない景色を楽しめた。ガレ場辺りから僕は歩きが遅くなり澤井くんに先頭を行ってもらう。最近運動していないからやはり歩きは辛い。(なんで滝は登れるんだ??)ガレの最後の倒木エリアは腹までのラッセルと樹氷というか天ぷらのころも状態が通り道を邪魔して大変だった。樹林帯に入るとすぐに登山道が現れるので一休みした。この後、赤岩の頭まで2時間弱あるし雪が多いので早めに出発した。今日の行動時間のうちようやく半分消化したのでホッとした。スムーズに進んで10時間ほどかかるので駐車場には日没頃着く予定である。このルートはやっぱり懸垂で降りるなんてもったいないし稜線まで詰めて鉱泉まで一周回ると楽しい。
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赤岩の頭までの道は積雪が多く、こちらも澤井くんにラッセル隊長を頑張ってもらった。登山道として通常トレースが明確だが大雪日でそれも埋まるほど。普段は眺めの良い赤岩の頭についたが辺りはホワイトアウトで何も見えずさらに吹雪いている。今日は一秒たりとも日光を見ることなく終わりそうである。
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赤岳鉱泉についたのはすでに16時。テントも4張程度で皆帰った後の様子。ここから急いで駐車場まで1時間半駐車場についた時は真っ暗でした17:30着。
氷ありラッセルあり歩きありの充実した山行でした。
小淵沢IC近くで夕飯を食べると考えた時いつも良いお店がないなと思っていたので今回探しました。小淵沢駅の東の方に生ラムジンギスカンを食べれる店(かつみ食堂)へ行ったけど、案の定ツイてない日曜は定休日。次回土曜日だったらリベンジします!