・記録
*記録
年末から年明けにかけて荒れ狂った日本海低気圧も2日午後から落ち着きを見せ始め八ヶ岳周辺も風もなく穏やかな情景を見せていた。
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#ref(八ヶ岳、阿弥陀岳北西稜2.jpg,center,480x360);
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2日は自宅を9:30に出発し、美濃戸口には12:30頃到着、有料駐車場に車を置きここから歩くことに。
テント、食料、登攀具の入った重荷に身体が悲鳴をあげるが、新雪を踏みしめると気分は最高。
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程なくして美濃戸へ、ここで軽く行動食と水で空腹を満たしちょっと落ち着く。
今回は行者小屋テントサイトがベースと決めており、おのずと南沢ルートから入山。
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CENTER:&ref(八ヶ岳、阿弥陀岳北西稜3.jpg,center,240x180); &ref(八ヶ岳、阿弥陀岳北西稜4.jpg,center,240x180);
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南沢ルートは降雪したためアイゼンを付けなくても大丈夫な道程、二時間ちょっとで行者小屋へ。
夕焼けに染まる横岳西壁、大同心、小同心。
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#ref(八ヶ岳、阿弥陀岳北西稜5.jpg,center,480x360);
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この日はテントを設営し今宵の晩飯の準備、しかし寒ーい(*_*)油断すると指先が直ぐにかじかむ。
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N氏は酒で前祝いを挙げていたが20:00には二人ともシュラフの中に・・・(-_-)zzz
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3日早朝、回復した天候にクライマーや登山者が我先にとアイゼンの音をきしませながら出発して行った。
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クライマー達は人気の赤岳主稜か阿弥陀岳北稜に集中していそうである。
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そこで知人から得た情報から阿弥陀岳北西稜はトレースもなく、人が入っていない筈と、おのずと主稜から変更したのであった。
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取り付き地点にはやはり踏み跡はなく、のっけから膝から腰下までのラッセルに奮闘する。
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ようやっと露岩まで到着、ここまで登ると見事な八ヶ岳山麓が一望でき感激である。
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ここから登攀具を装着し第一岩壁を目指すもやはり基部までラッセルが続く。
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山を愛して40年以上のN氏。
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第一岩壁をクリヤし第二岩壁基部にてビレイしながらN氏を迎え入れる。
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その後、核心の第二岩壁からはカメラを取り出す余裕がなく・・
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無事に抜けたが、ラッセルに時間と体力を奪われ山頂に到着した頃は辺りが闇に包まれていた(^_^;)
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今日の無事を山ノ神に感謝m(__)m
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