山行リスト/2020/2/9/摩利支天大滝 のバックアップ(No.4)
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- 1 (2020-02-11 (火) 00:28:19)
- 2 (2020-02-12 (水) 00:51:13)
- 3 (2020-02-12 (水) 16:32:46)
- 4 (2020-02-12 (水) 17:02:55)
山行日 | 2020年2月9日 |
山域 | 八ヶ岳 |
ルート | 摩利支天大滝 |
メンバー | 丸山・山田・土肥 |
記録
1/8
21:50 拝島駅(土肥さんピックアップ)
22:00 山田宅
24:00 道の駅小淵沢
1/9
5:00 起床
5:30 出発(近くのコンビニで朝食)
6:00 コンビニ発
6:40 美濃戸駐車場発
8:00 摩利支天大滝分岐
8:20 摩利支天大滝着
15:50 摩利支天大滝発
17:00 美濃戸駐車場着
美濃戸口から美濃戸までの林道はほとんど雪が無かったが、所々凍っていて時折タイヤが滑ることがあったが予定通りに美濃戸に到着。美濃戸に到着した時には雪が少し降っていて、気温は−10℃でした。
摩利支天大滝の分岐点までは積雪はあるもののアイゼンも必要なく、快適なアプローチででした。摩利支天への分岐から先もトレースがバッチリと付いていて快適に進んでいったが、トレースが沢を外れて尾根の方に向かっていたのでトレース通り尾根をトラバースする。尾根をしばらくトラバースしていくと摩利支天大滝に到着しました。F1は登らずに摩利支天大滝に到着してしまった。少しF1も登りたかったなと思うも、目の前に現れた大滝に感動。アイスクライミングを始めたばかりで垂直に慣れていない自分にとって、あまりにも大きくて威圧的な滝に不安を感じると同時に言葉にできないほどの興奮を覚えました。
滝の状態は今シーズンは登られすぎたからか、真ん中のラインは階段状になってしまっていて、傾斜も80度ほどになってしまっていました。左のラインは丸みを帯びて出だしはほんの少しかぶっているものの上まで繋がっておらず15mほどの高さ。右のラインは垂直だがツララの集合体のような氷柱で難しそう。
滝の裏に荷物を置き、準備開始。ニット帽を被ろうとすると髪の毛に違和感を感じた。触ってみるとアプローチで大量の汗をかいて濡れた髪の毛がカチンコチンに凍っていた。午後になってから来たパーティーが−18℃と言っていたので、私たちが着いた8時台は−20℃以下であったと思います。
準備が完了し丸山さんリードで登攀開始。今後の参考にとgo proで撮影を試みるも数秒で低温の為に機能停止。アプローチ中ずっと胸ポケットで温めていたのにがっかりしたが丸山さんリードはしっかりと目に焼き付けることができた。余りの寒さにビレイ中に手が凍るかと思ったが丸山さんがリードしながら感じていた寒さは私の何倍も上であったと思います。それでもいとも簡単に登り終わり、トップロープをかけてくださいました。
先々週の赤岩の氷柱での菅原さんのリードに続き、丸山さんのリードする姿を見ることができて幸せな気分になりました。いつかお二人のように誰かを引き連れて『じゃあ、トップロープかけてくるね!!』なんて言えるようなクライマーになりたいと心に誓うもたったの一本、しかも垂直ではない簡単そうなラインを選んだにもかかわらず腕のパンプと手の冷たさに苦戦。『じゃあ、トップロープかけてくるね!!』と言えるようになる日は来ないのではないかと思ってしまうほどのヘタレ具合に少し凹みました。
悔しくてたまらない気持ちを抑え、冷静に丸山さんの教え通り、空いた時間に滝の裏でアイスボルダリングをしながらひたすら体の動かし方やレストの仕方、ピックの打ち込み練習。
この日は合計7本登らせていただくことができました。最後に少しだけだが、傾斜がきつい氷の登り方がわかってきたような気がしたが、完全にそんな気がしただけ。氷の状態によって登り方は変わるだろうし、圧倒的に経験が足りてない。センスも必要なのだろうが、何度もイメージトレーニングして、実際の山行で何度も登り、ひたすら反省の繰り返ししかないのだと思った。
何度も的確なアドバイスをしてくださった丸山さん。そして何度も『がんば!!』『ナイス!!』と下から声をかけてくださった土肥さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
下山中、早く次の山行に行きたいと思ってしまうほど楽しく過ごせた1日でした。