山行リスト/2021/1/23/摩利支天大滝 のバックアップ(No.3)
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山行日 | 2021年1月23日 |
山域 | 八ヶ岳 |
ルート | 摩利支天大滝 |
メンバー | 丸山・水流 |
記録
コースタイム
06:50 美濃戸駐車場出発
08:20 摩利支天沢出合
09:00 摩利支天大滝
14:50 下山
16:00 美濃戸駐車場到着
前日の21:30に拝島駅で丸山さんにピックアップして頂く。
順調に中央道を走り23:00過ぎに道の駅小淵沢へ。
今回はコロナウイルス感染予防の為テントはソロテントで宴会も屋外で気持ち程度となった。当日は5:00起床して近くのコンビニで朝食を取り、美濃戸口で登山届を提出し赤岳鉱泉駐車場に6:30到着して6:50南沢へ歩き始める。
8:20摩利支天大滝への出合い着。
手前に似たような沢が多いので出合いの特徴を教えてもらう。
そこから沢伝いに遡行して、雪に埋もれた小滝を巻く。ここはトラバース箇所が多いのでピッケルを持って進んだほうがいい。
9:00摩利支天大滝に到着。写真で全体像は見ていたが、実際に目の前にすると逆三角形の氷柱が集合したとても立派な滝だ。
取り敢えず、滝の裏は岩と氷柱の間にかなり広い空間が出来ている(それだけ岩がハングしている)ので、荷物を置きバーナーでお湯焚きを始める。(丸山さん直伝の、赤ガスMSRストーブをクライミング中ずっと焚いているスタイルで、好きな時に暖かい飲み物や食事が取れてとても快適。また、着火に丸山さん持参のファイヤースターターを使わせて頂いた。初めて知った物だが水に強く軽量とアウトドアに好適な物で欲しくなり帰宅後直ぐに注文した。マネばっかり(笑))
ひと段落した所で、小雪が舞う中いよいよクライミング開始する。
直下から見上げるとさすがⅤ~Ⅴ+の滝はバーチカルを通り越し、薄カブリしていて相当に手強そうだ。
私では話にならないので、丸山さんにリードして頂く。
「ビレイは氷の剥落が有るので端によけて高い位置で」とアドバイスを貰い適所へ移動。
丸山さんのクライミングを見ていると、アックスやアイゼンの打ち込みが多く確実に刃先を刺している。また、アイススクリューを打つ間隔も狭く相当慎重に登っている。やはり厳しい状態の様だ。
そんな中でも流石にトップアウトしてトップロープを張って頂いた。
降りて来られて「氷の状態は過去に無いほど悪く、特に足がきまらない」との事。
その言葉を聞き緊張するが登らせてもらう。今日は貸し切りなのでラインは自由に選べるので、先ずは中央の凸状に膨らんだラインを登る。
本当にアイスが硬くアックスがなかなか刺さらない!刺さらないからと連打すると剥落してしまう。手はまだ良いがアイゼンも同様で蹴り込んで乗り込むと剥落してしまい、手でぶら下がる事が多発して手足の疲労が半端ない。
一本目は2/3程の所で左足が抜け左手も支えきれずに抜けてフォールする。ぶら下がって自分が下げ振り錘(土木工事で垂直を測る円錐状の重り)になって再確認したが、アイスと体の間に空間が出来るので被っている事は確かだ。
二本目でテンションを貰わずトップアウト出来たが、やはり2/3地点から上部はしんどく手がパンパン。
三本目、凸状部を外さないように登る(左に突起が有るので誘い込まれるが上部が厳しくなる)が2/3地点で力尽きて降ろしてもらう。
四本目、滝の左側凹部が進みやすいとの事を聞いてそこを登る。3/4位までは足が張れステミングも使いながら進めるが、その上部はノッペリとしてやはり厳しくトップアウト出来ず。
なお、丸山さんは全て完登。
14:30に手も売り切れたのでクライミングを終了し15:00温泉と焼肉を目指して強まった降雪のなか下山開始。
16:10赤岳鉱泉駐車場に到着して、もみの湯で暖まり、茅野市の「かわら焼肉店」で肉三昧を堪能して満腹になり、チェーン規制が出された中央道を走り22:00前に拝島駅到着。
今回の摩利支天大滝は丸山さんが「過去に無いほど状態が悪い」と言うほど、硬くて剥落しやすいアイスでしたが、テクニカルで面白く、何よりもなかなか巡り合えない条件で挑めてラッキーでした。丸山さんにはクライミング中に様々なアドバイスを頂き、また何時もながら、拝島駅でのピックアップ本当にありがとうございます。