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山行リスト/2020/9/20-22/飯豊山 のバックアップ(No.1)


山行日2020年9月20-22日
山域飯豊山
ルート飯豊山
メンバー滝野・上島

記録

一昨年、強烈な風に阻まれた飯豊本山~大日岳以北を縦走してきました。
ルートは天気予報に振り回され二転三転しましたが、大嵓尾根から
飯豊本山に上り、大日岳をピストン、門内岳まで北上し飯豊山荘に下りました。
大嵓尾根は、これまで登ったどの尾根よりも体力的にハードでした。
中にはカモシカ山行よろしく日帰りする強者もいますが、ひたすら急登を
10時間登りきってやるという位の覚悟が必要だと実感しました。
尾根上には水場はなく、ボロボロになりました。

9月19日 前夜泊
飯豊山荘の先(通行止めの手前)に割に広い駐車場が数箇所あり、駐車と
テン場には困りませんが、トイレがありませんでした。
(気が付かなかったのかもしれません)

9月20日
登山道は駐車場の先のゲートから林道歩きで始まります。道は明瞭ですが、
全行程にわたり分岐点など、道標がほとんどありません。関東甲信の山に
慣れきっているせいだと思いますが、時々不安になる場面がありました。
やがてつり橋が現れそれを渡って登山開始。のっけからの急登に加え4つの
峰を越えなければならず、激しいアップダウンで飯豊本山まで気が遠くなるほど遠く、
バテバテ。気力だけで登頂しました。しかも霧で視界なし。
この日はもう一つ御西岳を越え、御西小屋に幕営。稜線上にあるテン場は広く、
少々歩きますが水場もあります。
飯豊は、営業小屋はなくどこも避難小屋です。宿泊には協力金は必要になります。
一応トイレはあります。
御西小屋は定員25名ですが、連休だからなのかこんな奥山でかなりの3密にびっくり。
就寝前に雲が切れ素晴らしい夕景を見ることができました。

9月21日
荷物をデポし大日岳を往復。その後門内小屋まで長い稜線漫歩の予定でしたが、
霧で視界なし。
しかし北股岳辺りで霧がなくなり、一気に飯豊連峰が見渡せ、苦労した甲斐が
ありました。
飯豊連峰は一面草や笹に覆われた尾根がどっしりとした山容の山頂まで緩やかに
延びて、記憶に残る素晴らしい山並みでした。
門内小屋のテン場は広くなく数張りのみ。水はそれほど遠くなく、ここでも素晴らしい
夕景を見ることができました。

9月22日
ひたすら下りの梶川尾根を5時間。下山後の温泉に困ることはありませんが、
今回は川西町のまどかの湯で汗を流し、うまいそばを食べて帰りました。
その他飯豊町のガマの湯もあります。どちらも町の施設で奇麗で安くお薦めです。

・耳寄りな情報
①飯豊町の道の駅(めざみの里)は農産物が豊富で安いです。思わず爆買いしたくなるほど
 安いので立ち寄る価値ありです。
②飯豊町の米坂線萩生駅前南寄りの酒店「松乃枝商店」で販売している雲の井酒造の
 「風三(ふうさん)」という純米酒が絶品でお薦めです。2~3キロの寄り道ですが
 是非ご賞味あれ。