山行リスト/2016/7/31/豆焼沢 のバックアップ(No.1)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- 山行リスト/2016/7/31/豆焼沢 へ行く。
- 1 (2016-09-18 (日) 13:33:12)
山行日 | 2016年7月31日 |
山域 | 奥秩父 |
ルート | 豆焼沢 |
メンバー | 倉田・澤井 |
記録
若い釣り師が準備をしている横で、堂々と準備して遡行にかかる。
出合の丘からフェンスを乗り越えて、ワサビ沢を下降して取りつく。
豆焼沢は浅くゆったりとした流れだった。
釣り師のものか、踏み跡が続いているので、深く水に浸かることなく遡っていける。
途中で一人の釣り師を見かけたが、餌に夢中でこちらには気づかなかったようだ。
トウガク沢手前の5m滝は左壁を登る。上部はガバだが、高度感があって緊張した。
#ref(): File not found: "P7137351-1.jpg" at page "山行リスト/2016/7/31/豆焼沢"
↑ホチの滝。美しい直瀑だ。
ホチの滝は、右岸から巻く。
ボロボロと崩れるガレルンゼで、途中でアンザイレンして2Pで抜けた。
この日、最も緊張したシーンだった。
ゴルジュをあっさりと巻いて、ヒタヒタと辿って行くとトオの滝。
横切っているという作業道は見つけられなかった…。
基本的にはナメ歩きで、特に難しい滝は現れず、小滝を越えていくと大滝が姿を現した。
#ref(): File not found: "P7137387-1.jpg" at page "山行リスト/2016/7/31/豆焼沢"
↑「東京周辺の沢」の表紙を飾る豆焼沢大滝。中央にコケが生えているところをみると、水量は少ないようだ。
大滝を登るかも⁉と60mロープを持ってきたので、しっかりとルート観察。
どうも上部のスラブがいやらしそう。
ハマるのは嫌なので、いそいそと巻くことにした。
右岸の踏み跡を拾って斜面を上がっていき、小さなコルの反対側をのぞき込むと穏やかな流れが見えた。コルを乗越して、ルンゼを下れば容易に沢床に降り立った。
つづく2段8m滝は、登れないといわれる上段左壁に残置があったので、登れないことは無さそう。
今回はもうすでに巻きまくっていて、無理しなくてもいいやってことで、巻くことにした。
すぐに、4段20m。滝下からは、上部がいまいちよく見えない。
1段目は、ふかふかのコケが生えた左壁を直登可能。
しかし、2段目でつまりそうだったので、クライムダウンして、ここも巻くことにした。
巻き道から見た、2段目はつるつるに黒光りするスラブ。
登らなくてよかった。
この沢は至る所にビバークサイトが点在し、焚き火の後も多くみられる。
1泊でのんびり遡るのも捨てがたいのかもしれない。
植林がほとんどなく、自然林の明るく開けた谷なので、とてもすがすがしい。
#ref(): File not found: "P7137397-1.jpg" at page "山行リスト/2016/7/31/豆焼沢"
↑二俣のすだれ状滝。好みがわかれるとのことだが、見た目は左、登るなら右といったところか?
二俣を右に入り、50mナメ滝を登る。
遠めから見ると、登れるのか?って感じだったけれども、取りついてみたら容易。
しかし、下からは見えないほど滝が続いており、かなり長い滝だった。
次第にガレ場が目立つようになり、一時的に伏流になったりする。
これか?という沢を詰めてみることにした。
沢全体が、ふかふかの緑のコケを纏っていて、手触り、足触りが気持ちよい。
連続する小滝を越えていくと、登山道の水場に飛び出した。
ここで装備を解いて、大休止の後、下山にかかる。
雁坂小屋には小屋番さんがいて、沢登りの人も良く来るよ、と。
滝川流域はまだまだ遡行していない沢ばかりなので、これから通いたいと思う。
おしゃべりしながら、下山したら、2時間半も長くは感じなかった。
涼しくて、気持ちの良い1日だった。
今回、アプローチを山梨周りとした。八王子から出会いの丘まで2時間ほど。
若干、交通費がかさむけれども、利用価値のあるアクセス方法だと思う。
~参考記録~
出会いの丘7:18~8:07ホチの滝~10:06トオの滝~11:54大滝~13:28二俣~14:48登山道~18:10出会いの丘