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山行リスト/2021/3/6/仙人沢

Last-modified: 2021-03-26 (金) 20:35:08 (1119d)
Top / 山行リスト / 2021 / 3 / 6 / 仙人沢
山行日2021年月日
山域山形蔵王
ルート仙人沢
メンバー菅原・小泉・杉労:猪股・浜野・小谷・河津・麦嶋・小田・久保

記録

前夜5日 21時に拝島駅南口にて集合し、猪股さんの車に同乗させてもらう。
事前にメールで連絡はとっていたが、皆様はじめましてなので、かなり緊張していたが、温かく迎いいれていただき、ホッとした。
入間インターより、高速へ入る。東北道で事故による通行止めが発生し、当初目的地よりも手前の安達太良パーキングで宿泊となった。
猪股さんのテントを設置し、ビールで乾杯。
今日はお疲れ様という事でシェラフに潜り込んだ。
6日 5時起床、準備し6時出発。8時位にはライザワールドスキー場駐車場に到着。
菅原さんの乗る都心出発組と合流する。
準備しリフト券(登山者は行きのみ利用可)を購入し、リフト2本を乗り継ぐ。
天気は曇りで、ガスガスだ。
リフトを降り、左手の樹林帯に入り、すぐに谷へ下降していく。視界は悪いが踏み跡やリボンなど目印もある。沢の流れる音が微かに聞こえだし、30分程度で氷瀑へ到着する。


白んだ視界の中、垂直30メートル程の大滝が現れる。緊張のドキドキが高まる。
直ぐに氷瀑の状況観察をした菅原さんからは「あまり良くない」とのことであった。
氷瀑中心部からは水が滴り落ちている。

菅原さんからスクリューの数などアドバイスをもらい、猪股さんが大滝へトップロープ設置の為、リードで登っていく。
菅原さんと自分は小滝へむかう。小滝を見た菅原さんは「これは簡単だ」と。
高さは10メートル程度?形状が比較的段々に形成されている為だと思われたが、私にとっては手強そうだ。
菅原さんリードでトップロープ設置へいく。ビレイは自分だ。スムーズなロープ出しと安全確保の為、菅原さんを凝視する。流石、安定した動作である。
トップロープ、一番手で登らせれいただく。
前回アイスの反省点を頭の中で確認し取り付く。
足元を見て確実にモノポイントを効かせる蹴り。腕を縮こませない、グリップは緩くリラックス。レストをする。何よりも気持ちで負けないことだ!
菅原さんより「一気にいくな、腕を休ませろよ」とアドバイスと声援をもらう。有難い。
結果、どうにか終了地点へ到達できた。


再び大滝へ移動する。大氷柱に圧倒され、気持ちも萎縮している。「見れただけで、満足だ」と自分に都合がよい言い訳を頭の中でしていると、杉労の皆さんから「是非登りなよ、こんな貸切状態ないから!途中敗退でもいいから!」
と後押しされ、気持ちが上がる。
菅原さんにビレイをしていただき、水滴りの少ない左サイドから取り付く。取り付き後、直ぐにスリップし滝中心部に振られる。この箇所は登りやすい形状をしているが、水の滴りが凄い。頭から水を浴びながら登る。
失敗をした、オーバーパンツを履いていなかった為、しみてずぶ濡れ。眼鏡もしていたので、濡れ曇って何も見えない。しばらく、ジタバタし敗退となる。準備を怠っていたと反省しました。
その後、菅原さん大滝登攀。
ビレイをさせていただく。ロープが濡れているから注意だと頭で唱える。
流石スムーズで早く、回収作業もしてくださる。


7日 快晴の朝を迎える。
BCスキー組はライザスキー場から熊野岳へ縦走。
菅原さんと自分と小谷さんは蔵王スキー場から熊野岳へ。その後、スキーの予定。
温泉に行く方もおり、集合時間場所を決め、3グループとなり、皆それぞれの行動となった。
雲一つない空は見事だった。熊野岳山頂からはこんもり、雪をかぶった月山や飯豊連峰等が望めた。
下山後、菅原さんはレストハウスでのんびり過ごし、小谷さんは温泉へ。自分は2時間チケットで久しぶりにスキーを楽しんだ。


自宅に帰り「夢のような時間だった」とふと思う。菅原さん、杉労の皆様へは、実力、経験の無い自分のような物を参加させていただき、感謝とお礼を申し上げます。