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山行リスト/2012/3/25/雪上訓練・幽ノ沢

Last-modified: 2012-03-29 (木) 00:41:50 (4410d)
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山行日2012年3月25日
山域谷川岳
ルート雪上訓練・幽ノ沢
メンバー熊田、菅原、伊藤、山田、上島、林、斎藤、内藤、東山、佐藤、猪俣(杉並労山)、鈴木(杉並労山)

記録

本日の雪上訓練の報告をします。


天候は、雪が降ったりやんだり、晴れ間がのぞいたり。
朝7時半過ぎに土合駅を出発。前日宴会をされた皆さん、朝からシャキシャキと動きます。丸橋さんと酒井さんに温かくお見送り頂きました。二人はその後フキノトウ採りへ(?)。

登山指導センターの上から山に入り、幽ノ沢へ移動。トラバースルートを進む中、スノーシューの山田さん、鈴木さん、東山、斜面に苦戦。1時間半くらい歩き、幽ノ沢に到着。疲労が著しい!これは私だけ?いや、どうやら林さんもだ。

休憩ののち、岩峰が見渡せる展望台にて写真撮影。その後、訓練開始。
まずは滑落停止訓練から。斜面はあっても、柔らかい雪質でなかなか滑らない。しかし、同じところを何度も滑っているうちに、滑り台のようになり、高速での滑落練習ができました。実際の状況を想定した姿勢で転んでみて、停止を試みるなど、課題をもって練習を行いました。

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次に、スノーバーとデッドマンを使って支点の設置方法を学びました。
ここでも雪質が柔らかいために、安定した支点を設置するのは難しく、だからこそ良い練習になりました。雪質の違いによって設置方法が変わるのは目からうろこでした。

支点を作ったら、パートナーを確保する練習に入ります。
肩がらみでのスタンディングアックスビレイ、座った状態で腰がらみでのビレイを、実際にパートナーが滑落した状況を想定して行いました。
その時の光景は、勢いよく落ちる落下役 vs なんとか止めたい確保者。姿勢が悪いとパートナーともども落ちて行ってしまいます。また、ロープを上手に流して、落下者にかかる負荷を軽減することも大切。習熟する必要性を痛感しました!


プロレスのように、二人ともがんじがらめになって落下していく光景がありましたが、本番ではそんなことがないようにしましょう!(笑)。
その他、雪洞に関する基礎知識、スノーボラードを作っての懸垂下降など、雪山で想定される危険の対処法について学びました。
あっという間に14時になり撤収です。帰りのルート上に、行きにはなかった雪崩跡があり、ちょっとひやっとしました。

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今回初めて雪上訓練に参加させていただきました。とても充実した時間を過ごすことができました。幽ノ沢、一ノ倉沢を見上げて、ルート談議に花を咲かせる皆さんがとても印象的でした。私も、まずは夏の岩場から踏み込んでみたいと思います!ご指導くださいました熊田さんをはじめ、会の皆さまどうもありがとうございました!


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