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|山行日|2020年6月27日|
|山域|南八ヶ岳|
|ルート|舟山十字路→阿弥陀南稜→阿弥陀岳→中央稜→船山十字路|
|メンバー|師田・水流|
*記録
道の駅小淵沢に集合し師田さんの車に同乗させてもらい一台で舟山十字路へ。舟山十字路は駐車スペースが限られているので車を一台にして正解だ。
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ゲートより林道を歩いて15分程で阿弥陀岳南稜(一般ルートではありません)の案内版がある。涸れた広河原沢を渡渉(?)して南稜に取りつく。
稜線に出るまでは急登のやや荒れた道だが、出てしまえば一般登山道並みの踏み跡明瞭な歩きやすい道になる。キツイ登りも所々有るが、苔の絨毯を敷き詰めた
白檜曽の美しい森は、気持ちよく高度を稼いで行ける。
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立場岳を過ぎると急登も一段落して軽快に進む。展望の良い青ナギ手前の崩落地で小休憩を取ると、師田さんから「あれが権現で旭とキレット、向こうに西岳と編笠山」と教えて頂く。中でも権現岳は眼前に隆々とそびえ威厳を放っている。
青ナギを過ぎると再び勾配がキツクなるが、しばらく歩くと名無し峰で森林限界を過ぎ見晴らしのいい稜線歩きとなる。今日の天気予報は”早朝は晴れるが段々と雲が厚くなる”なので、どうせ高所はガスだろうと思っていたが視界は上々で嬉しい限りだ。
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P1とP2は南側を巻き、核心部のP3へ。基部でハーネスを装着して登攀準備をする。
ガリーは連日の雨で水がサラサラと流れており沢登りの様だ。師田さんも「こんなに濡れているのは初めてだ」と緊張されている様子だが果敢にリードで取り付かれた。落ちたらタダでは済まない所なので慎重にホールド、ステップを選ばれている。私の居るビレイ地点からは屈折していて師田さんの姿は見えないが「一つクリップした」の声が聞こえ一安心する。その後もロープの流れから順調に登られている様子が分かりホッとする。10分程でビレイ解除の声が聞こえ、解除して数分で「登っておいで」の合図。フォローなので危険は無く適度にあるホールドとステップを使って楽しく登る。ロープが無ければ委縮してこんな楽しい登攀は出来なかったろう。40m程登った後に釣瓶で簡単な所をチョットだけリードさせて貰い草つきへ。明瞭な踏み跡を歩くが「後続が居るので落石には十分注意して」と指示を受け浮き石を良く見極めて上がる。
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P4は南側をトラバースする。切れ落ちていて高度感が有り積雪期はずいぶん怖いと思うが、今は手掛かり足掛かりが十分に使え難無く通過して直登すると阿弥陀岳ピークへ。
梅雨の晴れ間なのに眺望は上々で八ヶ岳主稜線に囲まれとても気持ちが良い。遠方には穂高連峰や富士山、後立山までハッキリ見える。
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一頻り山頂を堪能した後に中央稜を下山する。
南稜から見た中央稜は岩稜が険しく緊張していたが、道は岩稜を巧く巻いてあり岩稜の存在が分らない程に難無く下れる。しかし、勾配は相当急で足には優しくない。そんな約1600mの一気下降なのに師田さんの足が早いこと早いことやっとの思いで付いて行く。「もうギブです~ちょっと休ませて下さ~い」と泣きを入れようとしたら傾斜が緩み広河原沢右股に着いた。
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後は少しだからと小休止。下りでザックのポケットに入れていたナルゲンを無くしてしまい水分を持っていない私に冷たいソルティーライチを分けて下さった。「最近、僕のお気に入りなんだよ」との事、ありがたく頂く。メッチャ旨い!私もお気に入りに追加です。
休息中に歩行の登山での1ピッチとはどの位の事なのか知らなかったので教えてもらうと「大体50分歩いて10分休むのが基本として標高だと重装400m軽装500m登る事」と丁寧にお答えいただいた。確かに判りやすい単位だ。
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下山後、久しぶりの温泉”もみの湯”で汗を流し、洒落た洋食店は待ち人数の多さでパスして道の駅小淵沢で蕎麦を食べて解散した。
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登山初心者の頃、やっとの思いで阿弥陀岳山頂に着いた時に”阿弥陀南稜 一般ルートではありません”の標識を見て「そんな登山道が有るんだ、いいな~」と驚きと憧れを抱き、いつの日にか挑めるようになりたいと目標にしていたルートでした。今回、師田さんのお陰で憧れを実現する事が出来ました!また、天候にも恵まれて最高に気持ちの良い山行が出来ました。ありがとうございました!!
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【CT】
5:30舟山十字路→阿弥陀南陵→6:45立場岳→7:45~8:30P3(装備の装着と休憩込み)→9:00阿弥陀山頂着9:20発→中央稜→11:20舟山十字路
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↓画像添付したい場合。(中央寄せ+画像リンクなし+サイズ80%)
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↓画像添付で二枚並べる場合。(2枚並べ+中央寄せ+画像リンクなし+サイズ80%)
↓CENTER:と#Clearはセットで使用すること。
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#clear
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