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2021/8/4/新穂高温泉-三俣山荘

Last-modified: 2021-10-28 (木) 20:51:24 (30d)
Top / 2021 / 8 / 4 / 新穂高温泉-三俣山荘
山行日2021年8月4-6日
山域北アルプス
ルート三俣山荘
メンバー松木

記録

1日目 新穂高温泉1310_1418わさび平

2日目 わさび平0415_1340三俣山荘

3日目 三俣山荘0430_1240新穂高温泉

昨年雨で中止にした飯豊山縦走を今年こそはと狙っていたが、来る日も来る日も34℃越え、新潟方面は熱帯低気圧のおかげでフェーン現象37℃。立川山岳会OGさんからのアドバイスで御沢キャンプ場(テント泊)のアブちゃんに集中攻撃されることを知り、標高600mでめちゃくちゃ暑いであろう事も悟り、気持ちが折れた。。

さて、それじゃあどーするか?である。

きっぱり山は諦め、家でまったりするか?いやいや、泳ぐのやめると死んでしまうマグロ体質の私がそんな事できるはずもない。

今から取れるバスと作れる計画は多くはない。起点終点を新穂高温泉にすればバスはなんとかなる。それなら一度テント泊をしてみたかった三俣蓮華岳のふもとのテンバに行こう!

最初の1日は移動日で、わさび平まで(テント2000円1人ビール500円)ここは水は豊富だが、トイレに都度100円?え?都度?思わず聞き返す。御沢と違い害虫はいないが、1400でも暑いのでテントはメッシュ必須。注意docomoのアンテナは立たない。

翌日、熱中症を危惧して0415スタート。しかし鏡平近辺からは灼熱地獄に突入。ハイドレーションのチューブを吸うと(もはやお湯)呼吸が止まり息切れハアハア、低血圧が災いして標高を上げると目眩クラクラ。。辛い時は上を見ちゃダメ!足元だけ見て淡々と登る。

あ、着いた。弓折乗越。

一気に広がる展望。目の前には携帯で下界と電話してるオヤジが居る「いやー俺の目の前槍だよ槍!はっはっは!」

・・・はいはい。

花見平で長い休憩を取る。電波をとらえて無事の連絡をしておかねば。槍さまの上にはガスが掛かっていて残念な状況だが、天気は上々。暑いが稜線は風が通って爽やかだ。

双六小屋通過、水を補給し手拭いを冷やす。分岐に来た。三俣山荘までは巻道ルンルンのつもりだったが、さてこの天気。ええい!登ってしまえ!ところが思いもよらぬアップダウンに体力を奪われ激しく後悔。。

キツい辛い苦しいしんどい!またもや足元だけ見て歩く。

三俣蓮華岳では遠雷のため休憩できずヘロヘロで急降下。テンバ物色さっさと設営。ガスで槍は全く見えなくなっていた。

ナイスガイ水流さんがビール片手に待っていてくれた小屋前のテーブルを非情にも素通りし(ごめんなさいごめんなさい)テン場の受付を済ませた(テントひとり2000円、ビール700円900円・docomoアンテナは立たないが小屋に電話あり)。隣のテントの住人ににこやかに会釈される。ん?お隣さんも女子ひとり?しばし談笑。

明日の行動を決められないままシュラフに入る。mont-bell♯5の寒さと明日が心配で寝付けない。フリースベスト+ウインドブレーカー+足元にダウン+キャップ+レインパンツで、ようやく眠りについた。

0315に目が覚め、外を見る。昨晩までのガスは消え好天が期待できそうだ。

やっぱり帰ろう!(ピークハントは嫌いだ!)

慌ただしく支度をして0430にテンバを出る。ナイスガイは0500発なのでおそらく途中で追いつかれ少しは話もできるだろう。

そして分岐。今日は巻道の予定だが、この天気!貧乏性の私はまたもや稜線を選択してしまう。

淡々と歩を進め、三俣蓮華岳の少し手前で茜色に染まって行く空を見上げる。漆黒の空から紫そしてオレンジのグラデーションを創り出すどでかいスクリーンに思わず涙腺が潤む。これを見に来たんだ。テンバでほげほげとうろついてなくて本当に良かった。

三俣蓮華岳からは360度の眺望、そこからの稜線歩きと双六小屋を過ぎてからの稜線歩きどちらも槍穂がくっきり。特に花見平近辺からの槍の長ーいスカート(北鎌尾根・西鎌尾根・南の尾根)を初めて見た。素晴らしかった。

そこから先は、一泊分の余分な食料が入った重たいザックと脚の疲れで駆け降りることもままならず、途中の沢で頭から水を掛け冷やし、ゆっくり歩いて新穂高まで。日陰の少ない1時間の林道も修行の道だが、温泉とビールを思うと足取りは軽い。