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2021/5/10/太刀岡山

Last-modified: 2021-08-12 (木) 21:31:25 (69d)
Top / 2021 / 5 / 10 / 太刀岡山
山行日2021年5月10日
山域山梨
ルート太刀岡山
メンバー松木・他1

記録

太刀岡山駐車場07:30_07:45取り付き08:20_16:00懸垂下降終了(取り付きから7時間30分)


●アプローチ
パーキングから、登山者は坂を右に曲がって道を下り、クライマーは左曲がって上がること。100m程歩くとガードレールの切れ目があるのでそこから沢に下りると手作りの橋が掛かっている。白い家を左に見ての踏み後を辿る。ところどころケルンに導かれてジグザグに上がって行く。道は急登ではなくなだらか。パーキングから15分で取り付きに到着。


●1P目(5.9フィンガーサイズクラック→フィストサイズクラック)
・下部
若干うすかぶりなフィンガークラック(上部にカムの残置あり)、先ず出だしに緑エイリアンを挿す。クラック下部に右手ガバ、左手をエイリアン上にフィンガーすると右足が張れずにバランス悪く何度かテンション。ここで敗退か?とビビる・・・ムーブ的にクラックの出口に右手逆手フィンガーで突破したような記憶あり。乗っ越し部分はガバではないのでデッドで取りに行っても止まらない。(フォローがエイリアン緑が回収不可能!と叫ぶ・・えええっ!テンション掛けたからかな・・帰りに回収するから〜とそのまま上がってもらう・・サヨナラ緑エイリアン・・)
・上部
ずっと同じサイズのクラック。上がってみてF黄入れてみるもスカスカで、一度テンション入れて出だしのF青を回収して登る。私の手だとフィストがなかなか決まらず難儀する。フレークが良く効くのでレイバックも可能だがその体勢でプロテクションが取れなかった。フィストへたくそだなあ・・練習しなくちゃ・・・
【終了点=ハンガーボルト2個】


●2P目(5.8凹角ダブルクラック)
ここはガバガバフィストではなかったのでめでたくOS。左側のフレークに身体を入れて腰のフリクションで上がった。クラックを上がると樹があるが更に3m程上がると3P目の取り付きになるのでここまで上がった方が良い。樹で支点を取るならロープの流れを考えて上がること。
【終了点=トポではカムだが樹で構築した】


●3P目(ハンドサイズクラック→オフィズス通り抜け→5.7クラック)
トポを見ると2P目終了点から右方向に書いてあるが、左へ2mほど偵察に行くとそれらしきハンドサイズクラックがあった。上にはオフィズスも確認できた。オフィズス・・・ここを通り抜けるか、ワイド登りでスラブへ出るか・・・ここで時間掛けるより通り抜けて5.7クラック登ろうと決め通過。ところが!カムやらカラビナやらなんやかんや挟まって抜けない!最後は自分の骨盤が!・・・かなり気合いで抜けた。
しかしその後トラブル発生!
「ザック外して通って!ロープの反対側投げるからクリップして、荷揚げするから!」
「ダメ!ザック引っかかる!」
「そして・・・俺、つっかえて通れない!」
「まじ?上が広いから少し上がって通ると良いかも」
「無理!この岩巻くよ!」
「え?ロープ外すの?」
「そう!」
なんとか通過して上がってきました。ああ、平日の貸し切りでホント良かった・・・最後のクラック5.7?も最後はフィストで難儀しました。
【終了点=ハンガーボルト2個】


●4P目(15m歩き)
3P目終了点から直上でリングにクリップ後、歩きパートに。あっという間。え?こんだけー?と呟いた記憶あり。
【終了点=リングボルト2個】


●5P目(40m左のクラックから岩稜?リッジ?ギャップあり)
長いのでロープが重い。支点は残置ハーケンやリングボルトやカムで取った。
以下中間支点は同じ。
【終了点=リングボルト3個】


●6P目(30mリッジ)
【終了点=ハンガーボルト2個】


●7P目(40mナイフリッジ)
長いのでここもロープが重い。ついアルパインヌンチャクを温存しようとするので潤沢に持って行った方が良いかも。7P分のロープたぐりで疲弊し腕が攣る。
【終了点=リングボルト2個】


●8P目(一歩岩を直上後に右へトラバース)
「トポにバンドってあるけどそもそもバンドって何?」
「バンドだよね、バンドバンド・・」と上がったり下がったり左に行ったり右に行ったり(ギリギリクライムダウンは可能だった)。岩に上がらずに終了点から右を歩いてみると鋏岩の下部が見えた。行けそうだが・・踏み後は無い。途中ふと上を見ると岩の上をトラバースできそうだ。これか!戻ってトラバースする。プロテクションは樹に取ったが1本は枯れていたので注意。トラバース終了後歩きとなる。
【終了点=リングボルト2個が見えたが岩で構築】


●9P目(5.8フェイス・リングボルトとカム)
8ピッチのロープたぐりでボロボロの腕での5.8は5.8ではなかった。
途中のリング2個がある箇所が核心らしく、そこから右上へのトラバースが辛かった。思わず声が出た。
【終了点・懸垂支点=ハンガーボルト2個】


●感想●
今回期せずして全ピッチ初見リード(!)させてもらう事になったが、疲れ方がハンパない・・・7P目で腕が攣りロープアップ困難になったのでしばし休んだが風で声が通らない状況で困った。50mロープなら疲れも軽減されたのかも?


上部の岩稜は思っていた通り素晴らしい景色で感動。思い描いていたステキなナイフリッジもウキウキルンルンと楽しく通過できた。ただ全体に言える事は、プロテクションはリングなので落ちれない、カムを挿せる箇所はそう多くない、という不確定要素の多さはやはりアルパインなのだろう。ハンガーボルトがピカピカと光って道を教えてくれる小川山のマルチとは違い、道を探す能力が必要だと感じた。


しかしクラックは難しいなあ・・特にフィストサイズが自分には鬼門。1P目下部もバランス悪く時間が掛かってしまった。ただ安易にA0はせず、テンション掛けてもどうにかフリーで抜けたことと、全ピッチリードは自分を褒めても良いかな?と思う(笑)。そして文句も言わずアルパインチックなマルチに付き合ってくれたパートナーに感謝。


ついしん
めでたくエイリアンは回収。杉野保の本には、カムが少しでも動くならクラックの広い箇所に気長に移動させると良いとあったので実践、回収できました!


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