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2021/3/21/中千丈沢

Last-modified: 2021-03-27 (土) 00:36:16 (255d)
Top / 2021 / 3 / 21 / 中千丈沢
山行日2021年3月21日
山域北アルプス
ルート上高地 中千丈沢
メンバー丸山・水流・原

記録

2月に中千丈沢を予定していたが、基本的に雪崩の危険性が高いことと、計画日に大雪天候であったため3月にようやく行くことができました。しかし、山行日は大雨予報で絶望的かと思いましたが、直前に曇りのち雨の予報になったので行ってみることに。
天気予報はWindy、SCW、長野地方気象台とにらめっこして検討。



3/20前夜に出発して沢渡第3駐車場近くの湯の郷公園の東屋にテント泊。1名テントがちょうど3張り可能。ここはトイレと足湯があり便利(足湯は入らなかったけど・・)。平らで屋根があるので十分安眠できた。翌朝は坂巻温泉に車を止めさせてもらう予定。この時期は上高地のスノーシューハイキングなどが人気で非常に混雑するので早めに出発すると決めていたが、この雨予報なので確実に空いているはず。簡単に東屋で朝食を済ませ出発。
坂巻温泉に着くと宿泊客と思われる車が4台ほど。混んでいなくて良かった!
駐車場で準備している最中も小雨がパラパラ。カッパを着て準備に取り掛かる。今日はここから車道を歩き中の湯ゲートと釜トンネルを通り上高地へアプローチ。久しぶりに上高地を踏みしめ雨天にも関わらず沸々とやる気が湧いてくる。

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この時期、車道の雪はブルドーザで除雪されアスファルトが出ている。景色はまだ冬で快適な歩きのため観光地に来たみたいに気が緩む。実際水流さんと話し込んでしまい、大正池を少し過ぎた橋から中千丈沢に入るところ全く気づかず進んでしまったが、堅実な原さんがしっかりルートを見てくれたおかげですぐに修正できた。

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中千丈沢に入ると雪は硬めで歩きやすい、分岐になる大岩というか小尾根は先が見通せる左斜面に進む。下から見ると大したことないが、登るに連れ傾斜が増しアイゼンは着けていないがアックスは取り出した。左斜面を突き当りまで登り詰め、右の尾根を乗り越えてから谷へ下ると中千丈沢に戻る。10分も歩けばZが見えたが下まで繋がっていない。今回の目的は一角獣とジョーズなので他のルートで遊ぶ時間はなさそう。
少し進むと一角獣の下部ピッチとジョーズが見えてくる。先行パーティ2名が一角獣を登っている。自分たちは一角獣下部で準備をして荷物をデポした。一角獣下部は落氷が集まってくる場所なので、左右どちらかに移動したほうが良い。

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一角獣1ピッチ目
水流さんに丁度良いグレードなのでリードしてもらう。今シーズン裏同心、摩利支天、大同心と辛い?修行を積んできたので、今シーズンの総集編として頑張ってもらいたい。
水流さん準備を終えいざ出発! 着実にアックスとスタンスをきめて登っていく。苦手だった足の蹴り込みも着実にこなしスクリューを3本目までセットし、あとはトップアウトまで3手ほど氷も程よい立ち具合。しかしここで何故かこれまで出来ていた足を蹴り込まず乗せただけ。原さんと僕は「あ~!」と思った瞬間フォール。足がすっぽ抜けてアックスを氷に残したまま落ちてしまった。幸い3本のスクリューとも抜けずに安全なフォールだったがアックスを上部に残してしまったので僕が回収兼トップアウトした。
1ピッチ目登り終えると、広い吹き溜まりになっていた。60mロープ一杯に伸ばして探したがビレイポイントを構築する場所がないので、積もった雪の深い所にある氷を掘り起こしてビレイした。50mロープだったら1ピッチ目の乗越し辺りでビレイすることになるだろう。思ったよりも周囲のスケールが大きく距離の錯覚を起こす感じがした(60mロープ必須)。

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一角獣2ピッチ目
下部と上部の中間であるが50mくらいロープが出たと思う。雪の乗った氷と岩のスラブで難易度は低いが気は抜けないピッチ。一角獣上部の氷爆裏でピッチを切ることにした。リベンジで再び水流さんリード。今度は確実に登り良い場所でビレイポイントを構築してくれた。ありがとう!!



一角獣3ピッチ目
そして本日のメインディッシュ一角獣3ピッチ目。近くから見るとそれほど高くない。氷瀑裏からスタートなのでプロテクションが十分でない状態でトラバースするため少しテクニカル。ミニ摩利支天といった感じ。氷の状態も柔らかめで粘りがあるので快適に登ることが出来た。

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ジョーズ右
一角獣の終了点から斜め懸垂するとジョーズの前に到着する。なんて便利なんだ!ジョーズは左から右まで幅が広く4-5ルート登れそう。ジョーズ左は氷に亀裂が入っているので、ジョーズ右を登ることにした。見た目より長くこのルートも60mロープは必須と感じた。終了点はスリングが多数ぶら下がっており、細い根にスリングを掛けている物もあったが、支点構築は自分スリングを使い太い木に構築するすべき。雨も小降りになってきているが上部が樹林帯になっているのでさほど濡れない。僕がトップアウト後、雨は本降りになりフリースはずぶ濡れで凍り始める。3人が終了点に到着時は更に雨脚が強くなり、この後トップロープで遊ぶ予定だったけれど下山することにした。
下山時にアプローチ道の横斜面が結構広範囲で雪崩れていた。3月後半でも油断できないエリアですね。

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今シーズンのアイスクライミングはこれで終了。シーズン最後に中千丈沢を登れてよかった。3月後半にこれだけ良いコンディションで登れるエリアも関東近辺からだと八ヶ岳くらしかないが新たな選択肢ができた。八王子ICから出発し沢渡まで八ヶ岳へ行く時間+1.5時間で上高地へ行けるのであれば、それもありだと思う。


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