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山行リスト/2023/8/1/聖岳~農鳥岳

Last-modified: 2023-09-26 (火) 21:12:53 (202d)
Top / 山行リスト / 2023 / 8 / 1 / 聖岳~農鳥岳
山行日2023年8月1-6日
山域南アルプス
ルート畑薙ダム~茶臼小屋~聖岳~赤石岳~荒川三山~三伏峠~塩見岳~農鳥岳~奈良田
メンバー水流

記録

8/1 7:45畑薙ダム沼平ゲート~9:40ウソッコ小屋~11:00横窪沢小屋~12:50茶臼小屋(泊)
 深夜0:45京王八王子発畑薙ダム行きの毎日アルペン号に乗車。乗客は30人乗りのバスに12~13人といった所で空いていた。予定では5:30に畑薙ダムへ到着予定だったが道路工事を迂回したので7:20の到着となった。遅くなったので聖岳登山口までバスで移動しようかとも思ったが、有名な畑薙の大吊橋を渡りたくて当初計画通り茶臼岳登山口から入山する。空は曇天だが雨が降る気配は無い。これからの1500mの登りに日差しを遮ってくれてありがたい。

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ウソッコ小屋まではトラバースやアップダウンが多く中々標高を稼げないが小屋を過ぎるとしっかりとした登りとなり順調に標高を上げていく。横窪沢小屋で給水して登山口から5時間で茶臼小屋に着いた。小屋でコーラを買い、パンを食べ聖平小屋へ向かおうとザックを背負い数歩進むと雷鳴が聞こえた。段々と近づいて来るので今日は茶臼小屋泊とした。
テラスでビールを飲んでいると雨が降り出し土砂降りとなる。茶臼小屋泊にして正解だった。
小屋は空いていて5人部屋に2人だった。コロナで食事提供は無いのでアルファ米とドライフードの親子丼を夕食にした。明日は午後から曇り予報なので、聖岳で眺望を得るために早出するので18:00には寝た。

8/2 2:50茶臼小屋~6:20聖平小屋~9:20聖岳(奥聖岳往復)~11:00兎岳~12:20中盛丸山~13:10百閒洞山の家(泊)
 2:30に起きてシュラフ(小屋泊だが後述)を片付け行動着に着替えて外に出る。外は寒くカッパの上着を着る。小屋を出てすぐは富士山が見えていたが、10分も進むとガスに覆われてしまった。綺麗な稜線歩きを期待していたのに眺望はなく気分はだだ下がりとなりトボトボと進む。しかし、5:00頃の日の出と共にガスが切れて行き、聖平小屋に着くころには青空の下となった。眼前の聖岳はとても大きく南アルプスの雄大さを実感する。
聖岳山頂へ向かうガレガレの急斜面を息も切れ切れに登ると東に富士山、北に見事な山容の赤石岳とその奥にこれから向かう荒川岳、塩見、ずーと遠くに仙丈ケ岳が見える。奥聖岳をピストンして、兎岳へ向かうと随分と下る。途中からガスが出てきて兎岳で眺望は得られなかった。子兎、中盛丸山とアップダウンを繰り返して百閒洞山の家に着く。小屋でまったりとしていると15:00には激しい雷雨となった。ここは食事つきで夕飯は揚げたてのトンカツが出てビールが進んだ。朝食の弁当を受け取り、明日の長時間行動に備えて早めに出発したいので19:00には寝た。

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8/3 4:15百閒洞山の家~6:30赤石岳~8:30荒川小屋~10:00荒川中岳~11:10悪沢岳(荒川東岳)~11:50荒川中岳~12:45荒川前岳~15:30高山裏避難小屋(泊)
 今山行中で一番長い行程の日だが、楽しみにしていた赤石岳と荒川岳に登るのでワクワクして小屋を出る。赤石岳の登りは意外となだらかで気持ちよく標高を稼いで行ける。赤石岳の山頂からは好天の中、目的地の農鳥岳を確認。遠くて本当に行けるのか心配になるが、この気持ちの良い稜線を歩ける嬉しい気持ちが勝る。
お弁当を食べて山頂を堪能した後、小赤石岳を通過すると600m下降して荒川小屋に到着。百閒洞山の家にタオルを忘れて来てしまったので手ぬぐいと昼食のパンを仕入れる。荒川岳の登りも急ではなく登りやすい。中岳に要らない荷物をツエルトに包んでデポして悪沢岳へ向かう。登りはガレの急登でちょっと苦しかったが眺望もよく来てよかった。
中岳に戻りデポしていた荷物をパッキングし直して前岳を踏んで高山裏避難小屋へ向かうと道が崩落して無くなっていてうろたえるが、周囲をよく見てみるとハイマツに踏み後が有ったのでそれをなぞって無事に登山道に出た。カールをこれでもかという位下ってトラバース道を進んで高山裏避難小屋に着いた。受付を済ませ早速水を汲みに行く。水場は沢が枯れていて往復30分掛かる。水を汲んでいると雷鳴が響きだしたので、急いで小屋へ戻ると戻った途端に土砂降りとなった。この小屋も食事の提供は無いのでアルファ米に牛丼で食事を済ませる。残念ながらアルコールの販売は無くちょっと寂しかった。翌日の天気は昼過ぎから雨と出ているので早出早着きを目指して18:00には寝た。

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8/4 3:30高山裏避難小屋~6:30大河内岳~8:20三伏峠~12:20塩見小屋(泊)
あまり登山者が多くない道なので、ハイマツやシャクナゲの張り出しが多く、昨日の雨で葉に水が溜まっている。上半身は寒いのでカッパを着ていたので大丈夫だったが、膝から下はビッショリと濡れた。細く、樹林帯で眺望もない道だが落ち葉がフカフカで濡れる事以外は気持ちよく歩ける。
3時間歩いて大日影山かと思って登っていたら大河内岳だった。昨日登った荒川三山が見事だ。塩見も随分と近づいた。三伏峠小屋でジュースを飲んで塩見小屋を目指す。流石に人気ルートで人が多い。塩見小屋に着いたのはお昼過ぎで、これで行動を切るのは勿体ないが予約もしているのでここに泊まる。予報では昼過ぎから雨だったがパラパラと降った位で激しい雨は無かった。
塩見小屋は携帯トイレ使用するのでとても清潔で快適だった。

8/5 5:30塩見小屋~6:30塩見岳(東)~8:00北荒川岳~9:00新蛇抜山~10:40熊ノ平小屋~12:00間ノ岳トラバース道三国沢~12:50農鳥小屋(泊)
 小屋の朝食を取って行動開始し塩見岳に登頂する。今日もいい天気で南を見れば茶臼のコルが有りよくここまで歩いて来たなと思う。農鳥岳ももう近くに見えていて今回の縦走は予定通り歩ききれそうだ。
塩見から下ると樹林が少なくなり草原地帯が多くなった。南アルプスでも北部に入ったと言う事だろう。とにかく歩くのが気持ちいい。途中に新蛇抜山が有った。地図を見ると眺望最高との事。面倒だったが寄ってみると塩見岳が素晴らしい。
熊ノ平小屋に寄りカップ麺の昼食を取りコーラを飲んででマッタリする。十分に休んでから準備をする。農鳥小屋は今年水場が無いので水を担ぎ上げる必要があるので4リットルを担ぐと流石にザックはズッシリと食い込む。
空模様も悪くなってきたので、三国平からはトラバース道を選択する。淡々と進むと三国沢に水が流れていた。ここで汲めば良かったと思いつつ髪と顔を洗いサッパリとする。農鳥小屋まで後1時間くらいなのでサッパリしたまま着きたくてゆっくりと進んでいたらパラパラと雨が降り出した。急ぎ足で小屋を目指すが雨足は段々と強くなりザーザー降りとなったのでカッパを着用。汗をかきながら農鳥小屋着。土曜日なのでそれなりに人がいるかと思ったが誰もいなかった。汗や雨で濡れた着衣を乾かすために小屋の土間でお湯を沸かしてお茶をしながら着干しをする。外は今日も雷雨となり土砂降りだ。あらかた乾いた所で部屋着に着替えて本格的に寛ぐ。他に利用者はおらず17:00を過ぎても誰も来ない。どうやら貸し切りの様だ。
19:00頃雨が上がり外に出ると幻想的な日暮れで飽きる事無く暗くなるまで外に居た。
今年の農鳥小屋は避難小屋扱いなので、小屋番はおらず寝具の提供もない。持ってきたファイントラックの4*3シュラフに包まるが寒い。茶臼小屋と塩見小屋でもこのシュラフを使った(寝具持ち込みは千円引きだった)が寒くは無かった。ここがそれらと比べて標高が400m高いからなのか人の気配が無いからなのかは分からないが。カッパを着こんでツエルトに包まり何とか眠れた。

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8/6 4:10農鳥小屋~5:00西農鳥岳~5:40農鳥岳~6:15大門沢下降点~7:50大門沢小屋~10:40奈良田温泉
 5泊すると流石に下界が恋しくなったようで早くに目覚める。食事を取り、暖かいお茶を飲んで時間を潰し山頂での日の出時間に合うように小屋を出る。
西農鳥岳で日の出待ちをすると見事に上がった。
農鳥岳で歩いて来た山々を確認したかったが南は雲が掛かってしまっていた。
大門沢下降点で心地いい稜線に名残を惜みながら下る。
大門沢小屋でコーラを飲んで淡々と下り、林道に出ると蝉の鳴き声が懐かしい。
奈良田温泉女帝の湯に入ると5日ぶりのお風呂がとても気持ちが良い。
13:50の身延駅行きのバスに乗り駅へ。(東京方面は下部温泉駅で降りた方が特急の接続があり便利)

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 今回、ずっと行きたかった南アルプス南部をほぼ好天の元に歩けました。まだコロナの影響が続いているので山小屋の利用は不自由な事も有りましたが、小屋が営業していてくれたお陰で、幕営装備を持たずに身軽で快適な山行が出来ました。
日にちに余裕がなく光岳へ行けなかったのが心残りでは有りますが、概ね天候に恵まれて大満足な山行が出来ました。やっぱり山は気持ちが良いです!


総距離 74.8km
累積標高差
上り 8017m
下り 8140m


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