トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS

山行リスト/2022/9/25/前川大滝沢 の変更点

Top / 山行リスト / 2022 / 9 / 25 / 前川大滝沢

#author("2022-10-27T21:44:58+09:00","default:tac","tac")
|CENTER:150|CENTER:350|c
|山行日|2022年9月25日|
|山域|吾妻連峰|
|ルート|前川大滝沢|
|メンバー|戸叶、水流、土肥|



*記録
ルート:滑川橋~滑川大滝~桶木沢~登山道~滑川温泉

&br;
連休に赤木沢を予定していたが、悪天候のため転進。前日に出発し滑川温泉の旅館、福島屋に宿泊する。
 
 滑川温泉到着前に無人駅の峠駅へ寄り道。スノーシェルターの駅舎がいい雰囲気。調べていた通過時刻がもうすぐなので、山形新幹線通過を見る。テンション上がる。峠の茶屋で楽しみにしていたミックス餅を食べる。納豆・ずんだ・あんこ・ゴマ・くるみの5種の味が楽しめるが、夕食の時間が迫っていたため3人でシェア。旨い。滑川温泉は福島屋の一軒宿の温泉で、二百余年続く秘湯の宿だそう。源泉掛け流しのお湯はよく、食事も美味しかった。

 前日夕方まで降っていた雨はあがり、水量も減っているのを確認。濁りも大丈夫そうとのことで、朝食後8時頃滑川橋を渡って左側から降りて入渓。入渓地点で見事なナメ。しばらく行くと釜を持った3段15mが早速現れる。ラバーソールのフリクションはバチ利きで楽しく登れる。ナメは道路みたいに歩きやすい。その後も釜を持ったナメ滝が連続し、ゴーロを進むと大滝が見えてきた。ゴジラのように大きい。日本の滝百選にも選ばれているという120mの大滝を前に、感嘆の声をあげた。
 
 大滝のすぐ左側ルンゼから巻きに入る。途中2箇所落ちたら危険なトラバースがある。よく踏まれているのでロープは出さなかったが、絶対に落ちちゃダメ。120m大滝の巻きなので、かなり登って落ち口に降りた。沢に戻ると赤や白の見事なナメと釜と滝が連続し、楽しい。次第に日が入って水がとてもキレイ。気温が高かったらもっと積極的に泳ぎたかったが、へつりも楽しかった。

 開けたナメで日光を浴びながら昼食を取り、どこで脱渓するか相談。土肥と水流さんは道中なにも無さそうだし潜り滝まで行かず、余裕をもって温泉に浸かりたいと桶木沢で脱渓でいいのではと考えていたが、戸叶さんは当然潜り滝まで行くものと考えていたらしく、潜り滝まで遡行することになった。上空の吊り橋を過ぎると巨石帯が長く続く。すると「つまらないですね」と戸叶さん。桶木沢で脱渓することに(笑!)。桶木沢に入ると雰囲気が変わり、赤の岩に緑の苔が美しい。ジブリの世界みたいな小滝が続いて楽しい気分になる。左にトロッコの残骸過ぎると、登山道を下山してきた先行者とバッタリ会う。潜り滝まで行ったそう。ココで装備を外し、登山道にて下山。

 下山路は登山道とあるが、背より高い笹が生い茂り歩きづらい。雪庇のように張り出て切れ落ちていたりするが、笹のせいで足元が見にくく注意が必要だ。途中大滝の展望がきく場所があり、案内板がある。滝へ降りるルートではなく、右手の滑川温泉への下山路を行く。吊り橋を渡ると滑川温泉に到着。吊り橋の通行料は宿泊客は無料。ゆっくり温泉に浸かり、帰りにまた峠駅で新幹線をチラ見し、峠の茶屋でミックス餅を今度はそれぞれ食べた。全部美味しいが納豆餅が珍しくて美味しい。確かに合わない訳ないのに、初めて食べた。

 前日夕方までの雨で増水と濁りを心配していたが、遡行に問題はなく、増水したことで滝の迫力は増し、美しさを堪能し遡行を楽しめた。大滝は一見の価値ありだし渓相は美しいし、フリクションがよいから滝登りが楽しめ、下山後すぐに温泉に浸かれるという、最高の沢登りであった。