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|山行日|2010年8月5日~8月7日|
|山域|北アルプス北穂高岳|
|ルート|ドーム中央稜|
|メンバー|熊田・たのし|
*記録
クラック尾根に以前から登りたかったのですが、チャンスがなく今回ようやく計画できました。
5日、上高地から北穂高小屋へ。小屋泊りなので荷が軽いと思いお酒を2L持っていったら、それはそれで重くて後悔しました。
6日、B沢のコルの足元には親切に「B沢入口」とペイントされていました。沢は浮き石だらけで予想通りでしたが、涸滝付近では触れるもの全てが崩れてしまい、1m位のブロックも引っかかっていて身の危険を感じ中止しました。後で小屋のおじさんに確認したところ、シーズン始めに岩や砂利を落としに行っているそうですが、今年はまだやっていないとの事でした。
躊躇なく再登者の多い、ドームに変更。裕子さんから情報を戴いていた通り、雲表ルートは1ピッチ目が崩壊していて登れないとの事。中央稜を登りに行きました。小屋から取り付きまで1時間で着くところ、ラッペルポイントが分からず右往左往して3時間掛かりました。トポではテラスとラッペルポイントが同じ場所のように書かれていましたが実際にはテラスから10m位クライムダウンとトラバ
ースが必要でした。
ルートはチムニー、カンテ、フェイスといろいろな要素があってとても面白かったです。プロテクションはリングボルト1~2個以外は残置ハーケンでしたが、老朽化しているものが多くカムを多用しました。クラックもカムを設置してから開いてきたり、確認で引っ張るとヌメっていて外れたりとセットに神経を使いました。
ルート1本に対し贅沢に小屋2泊しました。北穂小屋は、クラシック音楽を聴きながら食事をする品のある山小屋でのんびり過ごすことができました。
7日は涸沢でボルダーで遊んで帰りました。