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山行リスト/2016/7/31/豆焼沢 の変更点

Top / 山行リスト / 2016 / 7 / 31 / 豆焼沢

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|山行日|2016年7月31日|
|山域|奥秩父|
|ルート|豆焼沢|
|メンバー|倉田・澤井|



*記録
若い釣り師が準備をしている横で、堂々と準備して遡行にかかる。

出合の丘からフェンスを乗り越えて、ワサビ沢を下降して取りつく。
豆焼沢は浅くゆったりとした流れだった。
釣り師のものか、踏み跡が続いているので、深く水に浸かることなく遡っていける。
途中で一人の釣り師を見かけたが、餌に夢中でこちらには気づかなかったようだ。

トウガク沢手前の5m滝は左壁を登る。上部はガバだが、高度感があって緊張した。
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↑ホチの滝。美しい直瀑だ。

ホチの滝は、右岸から巻く。
ボロボロと崩れるガレルンゼで、途中でアンザイレンして2Pで抜けた。
この日、最も緊張したシーンだった。

ゴルジュをあっさりと巻いて、ヒタヒタと辿って行くとトオの滝。
横切っているという作業道は見つけられなかった…。

基本的にはナメ歩きで、特に難しい滝は現れず、小滝を越えていくと大滝が姿を現した。
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↑「東京周辺の沢」の表紙を飾る豆焼沢大滝。中央にコケが生えているところをみると、水量は少ないようだ。

大滝を登るかも⁉と60mロープを持ってきたので、しっかりとルート観察。
どうも上部のスラブがいやらしそう。
ハマるのは嫌なので、いそいそと巻くことにした。
右岸の踏み跡を拾って斜面を上がっていき、小さなコルの反対側をのぞき込むと穏やかな流れが見えた。コルを乗越して、ルンゼを下れば容易に沢床に降り立った。

つづく2段8m滝は、登れないといわれる上段左壁に残置があったので、登れないことは無さそう。
今回はもうすでに巻きまくっていて、無理しなくてもいいやってことで、巻くことにした。

すぐに、4段20m。滝下からは、上部がいまいちよく見えない。
1段目は、ふかふかのコケが生えた左壁を直登可能。
しかし、2段目でつまりそうだったので、クライムダウンして、ここも巻くことにした。
巻き道から見た、2段目はつるつるに黒光りするスラブ。
登らなくてよかった。

この沢は至る所にビバークサイトが点在し、焚き火の後も多くみられる。
1泊でのんびり遡るのも捨てがたいのかもしれない。
植林がほとんどなく、自然林の明るく開けた谷なので、とてもすがすがしい。

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↑二俣のすだれ状滝。好みがわかれるとのことだが、見た目は左、登るなら右といったところか?

二俣を右に入り、50mナメ滝を登る。
遠めから見ると、登れるのか?って感じだったけれども、取りついてみたら容易。
しかし、下からは見えないほど滝が続いており、かなり長い滝だった。

次第にガレ場が目立つようになり、一時的に伏流になったりする。
これか?という沢を詰めてみることにした。
沢全体が、ふかふかの緑のコケを纏っていて、手触り、足触りが気持ちよい。
連続する小滝を越えていくと、登山道の水場に飛び出した。

ここで装備を解いて、大休止の後、下山にかかる。
雁坂小屋には小屋番さんがいて、沢登りの人も良く来るよ、と。
滝川流域はまだまだ遡行していない沢ばかりなので、これから通いたいと思う。

おしゃべりしながら、下山したら、2時間半も長くは感じなかった。
涼しくて、気持ちの良い1日だった。

今回、アプローチを山梨周りとした。八王子から出会いの丘まで2時間ほど。
若干、交通費がかさむけれども、利用価値のあるアクセス方法だと思う。

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~参考記録~
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出会いの丘7:18~8:07ホチの滝~10:06トオの滝~11:54大滝~13:28二俣~14:48登山道~18:10出会いの丘