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2011/4/29/立山 のバックアップソース(No.5)

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|山行日|2011年4月29日~5月1日|
|山域|北アルプス|
|ルート|立山|
|メンバー|青木克人・万里子|



*記録

立川山岳会会員としての万里子の記念すべき初山行。

前日夜;扇沢駐車場に25時頃到着。駐車場の2段目を確保。軽く寝酒を煽って仮眠。

第1日;朝一のトロリーバスに搭乗。トロリーバス→黒四徒歩横断→ケーブルカー→ロープウェイ→トロリーバスの乗継で室堂へ。景観を楽しむ。黒四から上流方向を見た感じでは明らかに雪が少ない。連休初日にしてはすいていた。今日は雷鳥平で幕営するだけなので、室堂ターミナルでゆっくり水出しコーヒーを飲み、出発。遊歩道終点からの100mほどの下りは、膝上ラッセルで、歩きづらく、家族にはつらいようだった。テン場は満員寸前で、設営始めたころから雪となり、テントに入るころには本降りに。雪がやわらかすぎて滑落停止の練習にもならないと判断、半徹夜の疲れをとるため、昼寝。だが、天気図は作成した。

第2日;朝は高曇りで、立山三山の稜線が切れ目なく見えていた。午後からの悪化は、前日の天気図で予想していたが、とりあえず一ノ越を目指す。ある標高以上は、例年以上の積雪だったようで、一ノ越山荘がまだ埋もれたままで売店すら営業していなかった。ここからは、青氷と化した急斜面にアイゼンを効かせて慎重に登る。上がるにつれてみぞれまじりの風がたたきつけ、体重90キロの私が飛ばされるのではないかという強さ。それでもかろうじて雄山の三角点(2992)を「タッチ」して早々に下山開始。写真にあるように、鋭角的なエビノシッポがびっしり。まるで厳冬期。しかし、一ノ越までくると風も弱く、安全圏。だが、午後から荒れるという予想を立てていた私は、速足で、尻セードを交えてテン場に戻る。直前で雷鳴が始まり、テントの中に入ったとたん、豪雨となり、そのまま風雪となった。天候を読み、三山縦走をやめたことは大正解であった。

第3日;今日は撤収して、室堂までの登り返し。昨夜の20センチほどの新雪もあり、リフトを利用するボーダーやスキーヤーでにぎわっていた。ところが、室堂台地に上がったとたん、昨日の強風を上回る突風が吹き荒れている。観光客も多数いたが、みな突風の度に立ち止っていた。私は最初こそ家族と歩いていたが、室堂ターミナルが目の前になると、一人で先に行ってしまい、家族の怒りを買ってしまった。
 アルペンルートは初日より混んではいたが、順調に扇沢に戻り、「大町温泉郷」で入浴、「常念そば」を食して高速へ。中央道が八王子まで3時間半の表示、迷わず勝沼ICで下り、411号を疾走して2時間少々で八王子の自宅に到着。

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アタックの日。高曇りながら、大日岳、立山三山とも、稜線は見えている。
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雄山の2992三角点ピーク。岩氷が厳冬期のよう。
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登頂を終え、一ノ越にて。
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