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2021/8/4/裏銀座

Last-modified: 2021-08-14 (土) 15:03:55 (36d)
Top / 2021 / 8 / 4 / 裏銀座
山行日2021年8月4-6日
山域北アルプス
ルート裏銀座
メンバー水流

記録

ルート:
七倉ダム-烏帽子-烏帽子小屋(テント泊)-野口五郎-鷲羽-三俣山荘(テント泊)-鏡平-新穂高

8/3の23:00発まいにちアルペン号で七倉ダムへ向かう。バスは平日ながら満員の盛況だが、プレミアムシートなので窮屈さは感じない。世相により久しぶりの縦走なので、はなるべく睡眠をとりたかったが、体力面の不安で緊張してしまい、うたた寝をするのがやっとだった。



8/4 4:00七倉ダムを出発する。肌寒いくらいの空気の中、三日月と星々が綺麗だ。

タクシー待ちをする方に「相乗りどうですか?」とお誘いを受けたが、ゲートが開くのは5:30と歩いた方が早いので、丁重にお断りして一人登山口を目指した。

高瀬ダム堰堤までは、不気味な照明の点いていないトンネル歩きだが、パンをカジリながら歩き5:00に堰堤上へ着いた。

ちょうど日の出時刻で裏銀座の稜線がモルゲンとなり迫力が有り、そこに立ちたい思いでテンションが上がる。

ブナ立尾根登山口まで進み、暑さ対策で多めの3リットルの水を汲み尾根を登る。久々の幕営装備が重くて中盤以降ペースダウン著しかったが9:00烏帽子小屋に到着した。

立山方面はガスが掛かったり、薄っすら抜けたりとスッキリしないが、ヘリ荷揚げを行っていたのでそんなに酷くはないのだろう。

テントを張り、取り敢えず烏帽子岳へ行くが、やはりガスっぽい状況は変わりなくテン場に戻る。まだ12:00だが、他にやる事も無いのでテントに入って昼寝をしようとするが、日照で熱くなり入って居られないので、小屋に行きビールを飲みながら日が傾くのを待つ。コロナで軽食をやっておらず、ツマミが無くてチョット寂しかったがチビチビと飲んで時間を潰す。

結局、日暮まで眺望は得られず18:30にふて寝する。



8/5 3:30に起床する。
さぞ奇麗な星空が見えるだろうと期待してテントのジッパーを開けると、なんと真っ白な視界が飛び込んで来た。ヘッデンを消して観察するも霧雨が舞っていている。「うそでしょー」思わず声が出る。

日が昇ると、日差しに照らされた東面で水蒸気が発生して、稜線上はガスに巻かれる事が多いがまだ日の出前である。

今回は前回暴風雨に見舞われ、全くなかった眺望を得る事が目的でガスっていると歩く意味がないので、もう高瀬ダムへ下山しようと思い始める。「ブナ立て尾根を登ってトレーニング出来たし、今回はそれでいいじゃないか。」など、諸々の怠け者精神が頭をよぎりながらテントを撤収していると蚊に襲撃された。(標高2500mで蚊?違うのかな、、、)手や首と顔の数か所を刺されて「蚊に刺された思いでしか残らない登山で良いのか?」と自問自答すると「余りにも悲しい」との答えに至り、高瀬ダムに降りるにしても野口五郎岳を踏み竹村新道を降りる事として4:40にトボトボと出発する。

歩いていくと、運よく雲の切れ間から日の出が見えてちょっと元気になったが、これから進む稜線上には雲が掛かり「あそこに突っ込んだらガスガスだな」と依然暗い気持ちのまま歩き続ける。

しかし、しばらく歩いていくと空が青くなってきた。ブロッケンが現れ、さらに高度を上げるとガスが抜けて思いもよらぬ快晴の空となった。下界は雲海に覆われて、稜線の鞍部は滝雲の通り道となっていた。

南に槍ヶ岳、これから向かう水晶と鷲羽、さらに白馬や立山の遠望がクッキリ見える贅沢な歩きとなり、先ほどまで半ベソ状態だったのがウソのように足取り軽く7:30野口五郎岳に着いた。東沢乗越に続く稜線の南面は一面雲が発生しているが北側は晴れており目指す水晶岳が黒光りしている。

9:40水晶小屋に荷物を置き、上のカッパと水とカメラだけ持って山頂へ向かい10:20水晶岳着。堂々とした薬師岳と黒部五郎岳のカールが実に良い。予想外の好天に感謝だ。

11:30水晶小屋に戻り鷲羽岳に続く稜線を見ると、何と先ほどまで雲の中だった鷲羽岳が見えている。この時点で相当消耗していたが眺めを望めるのならば行かねばならない。

行動食を取り、一歩一歩ゆっくり進み12:45鷲羽岳山頂を踏む。三俣蓮華が随分と近づき、黒部五郎が増々大きく見えて充実感で一杯だが、西南西方面から黒雲が湧いて雷鳴が響き、黒部五郎があっという間に雲の中に隠れた。

ユックリしたかったが、こちらに雲が流れてくる気配も有ったので急ぎ下山して13:35に三俣山荘へ到着した。

松木さんも本日はココでテント泊予定と聞いていたので、もしかしたら会えるかもしれないと、山荘前のベンチでビールを飲みながら待つが14:00取り敢えずテントを張りにテン場へ向かう。15分後に山荘前に戻り暫く待ったが、眠気も来たので諦めビールとチューハイを購入してテントへ戻った。

(後日分かった事だが、松木さんは14:07に受付をしていた。何というニアミス(-_-;) )

ちょっと寝た後、鷲羽と水晶を見ながら夕食を取り19:00前に就寝した。



8/6 3:20に起きてテントのファスナーを開けると、昨日と違い満天の星空で、今日は朝から良い一日となりそうだ\(^o^)/

朝食の準備をしようとしたが、防水マッチの擦り板を無くしてしまい火が使えないので温かいものは諦めて、パンのみ食べて準備し4:15出発する。

5:00三俣蓮華山頂で日の出を迎えた。周囲を見渡すと黒部の山々に加え立山、穂高、笠ヶ岳と360°の大パノラマだ。

1時間ほど極上の稜線歩きをし、双六岳で名残惜しいが黒部の山々に別れを告げて7:15双六小屋経由し、相性のいい小池新道を快適に下り11:50新穂高温泉に下山した。

中崎山荘 奥飛騨の湯に浸かり13:40松本駅直通のバスに乗ってazusaで帰京した。



一泊目の朝を迎えた時にガスっていた時は本当にへこみましたが、終わってみればそれもアクセントとなる最高に良い縦走でした!
まだ行きたい所が沢山有りますので、心肺と足腰を日常的にトレーニングして準備しておきたいと思います。