山行リスト/2019/5/2/表銀座
Last-modified: 2019-05-29 (水) 00:07:50 (1957d)
山行日 | 2019年5月2-4日 |
山域 | 北アルプス |
ルート | 表銀座 |
メンバー | 相場・他1 |
記録
5/2 前夜中房温泉第1駐車場泊、6:30すぎに出発したが登山道が渋滞する程人が多い。小屋まで4時間位なのでゆっくり歩いて小屋に着いてから燕岳往復。小屋は食事4交替の大混雑。
5/3 晴れだが目出帽を被る程の強風。大天井岳を下るまではピッケル、アイゼン使用。所々雪壁を登る箇所あり。4月に入ってからかなり雪が降ったそうだ。劔から槍穂高の大展望を眺めながら快適な歩きを楽しめた。
5/4 常念岳往復後下山。夏道でも急な一の沢は急な長い雪渓と化し、部分的に雪壁の下りを強いられた。
驚いたのはピッケルを持っていない人が多いこと。中にはチェーンアイゼンとストックだけ。
今回は70になる20年来の山仲間と同行したが、初日、大幅なペースダウンから始まり、3日間で5〜6m程の滑落2回、滑落により額を切る怪我と打撲、ザックを30m位落とす、雪庇を渡ろうとする、下山は道迷いにより沢に降りて1時行方不明になったり。
滑落した時にたまたま小屋の人が通りがかって助けてくれたり、大事に至らなかっただけで、初日の様子から病気も疑い、山行を中止した方が良かったのでは?と終始不安に付きまとわれながらの登山となった。
縦走をやめることや、荷物を減らす提案に頑なに拒絶されたが、体力の低下、疲労困憊による判断ミスは明らかで、こうして人は遭難して行くという過程を目の当たりにしたような気がした。今まで他人事だったが、今後迎える老いと、行く山に応じた身体作りについて考えて行かなければと思った。